先週の日曜日、
食事を終え大河ドラマ「麒麟がくる」を居間で見ていた。
しばらく一緒に見ていた父は、ドラマが終わる頃、
「俺はもう寝るから、お休みな」と隣の寝室に。
その後、新聞を読みながらニュースを見ていると、
しばらくして隣の部屋からドタッという音がし、俺を呼ぶ声が聞こえて来た。
やれやれ、また転んだな、、、と隣の部屋に行くと、
父はベッドにもたれて座り、左手をちょっと上げて見ている。
どこかにぶつけたのか、出血していた。
やばいな、骨まで見えてる、、、
絆創膏なんかで対処できる傷ではない、救急車だな。
もんちも傷を見るなり「救急車を呼ぼう」と電話を掛けに。
「救急車なんて呼ばなくて大丈夫だよ」と父は何度も言うが、
「救急車呼ばなくちゃダメだ!」と一喝したら大人しくなった。
何があっても「大丈夫だよ」ってのが、最近の父の口癖なのだが、
認知症ってのは、そう言うもんなのか。
119番して2,3分したらサイレンが聞こえて来た、早いなぁ。
隊員の人は傷を見るなり、
「あぁ皮膚が、もう弱いんですね、頭は打ってますか?」
「いや、隣の部屋に居たので転んだ瞬間は見てないんですよ」
「何か薬は服用してますか?」
「、、、沢山飲んでます」
最初、もんちに付き添わせて、俺は後から車で病院に行こうと思ったが、
俺は酒を飲んだ後だった。
なので、タンカに乗せられた父と共に救急車に乗り込んだ。
しかし、なかなか救急車は出発しない。
この日の救急当番は家から10キロ程離れた病院だったのだが、
出来れば、いつも通院している病院に搬送できないか?
ともんちが救急隊員の人に言ったらしい、ナイス♬
それで病院の許可が出るまで出発はしなかった。
まぁ、一刻を争う傷というわけではなかったとも言えるか。
病院では、傷の処置はささっと終えたが、
「どこか打っている可能性があるので検査します、2,3日入院しましょう」
とは医師の言葉。
待っている間にもんちに連絡して、
必要な物を持って来てもらった。
検査の結果は脳波も骨折とかもなく異常なし。
入院する部屋の準備が整うまで病院に居て、
帰宅したのは12時ちょいと過ぎ。
翌朝、病院に必要な物を持って行ったら、この日の午後に退院だって。
2,3日ゆっくりして来てくれやと思ってたが、病院も大変だからね。
しかし、話には聞いていたが、入院したら面会は完全に禁止。
入院病練まで入れるのも家族一人まで、
父とは会えずに看護師さんに状況を聞いて物を渡すだけ。
万が一の時も、家族でさえ死に目に会えないのが、今の状況なのだな。
日曜日の夜9時頃に救急車呼んで入院して、
退院したのは翌日月曜日の午後2時。
家に帰った父は左手の包帯を見て、
「これ、どうしたんだ?」
認知症無敵なり。
posted by もんち&男サマタ at 12:07| 群馬 ☔|
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